一人釣り


今日は、目標を持った釣りだった。なんとか20cmくらいの奴を沢山釣りたいと。沢山といっても5〜10尾で良いのだが・・・・

そんな大層なことを考えてるなら、もっと朝早くからでかけりゃ良いものをと自戒しつつ、どうしても一人で行く釣りになると暗いところをウロつきたくない気分で、明るくなってからの出撃だ。

貞光川上流を目指して行く。明谷の分岐に差し掛かったのは、もう9時を回ってたから、このゴールデンウィークでは大勢の釣り人の後塵を拝するに違いなかった。

二人で行く釣りも楽しいが、一人の釣りってのも緊張感があって素晴らしい。予定のポイントへ行ってみたら、誰も車を停めてなかった。とりあえずヤレヤレと一安心。入渓点のちょっとさきの合流でチビアマゴが掛かる。今日は幸先がいいかも。

魚は居るようだが、しかしやはり喰いは渋い。しばらく釣り上がって、落ち込みから岩沿いに流れが緩くなっているところで、待望の20cmちょいが掛かった。

下手だなぁ〜。針を呑ませてしまった。ごめんごめんと言いながら、頭を叩いて〆て魚籠に入ってもらうことにした。やはり、オイラの釣り方を追求しないと駄目だ。針を呑ませる合わせではいけない。

このあと、何尾も釣り落としてしまった。しばらくすると天気予報に反して、空から小雨が落ちてきた。こうなりゃ爆釣だぁ〜と一人で気合を入れてみたが、カッパを被って来なかったので、大きな岩の下へ逃げ込んで雨宿りとランチタイムにすることに。

シトシトと春雨が続く。椛の若葉が繊細さを増して枝を伸ばす渓は綺麗だ。釣りなんか止めて、景色だけ見に来るほうが良いかも知れないなどと考えてみるが、どうも、それは無理そうだ。

弁当を食べ終わっても、まだ雨が止まぬ。体が冷えてきたので、ここで退却することにして雨の中渓通しで下る。車に戻り、早速雨合羽を着込んで、上流を目指すことにした。

結局、何尾も掛け損ないを続けながら夕刻となった。釣果は期待に反して11尾。20cmを越えたのは2尾だけだった。しかも岩魚混じりとは驚きだ。掛け損なった魚がやっぱり型も良かったような気がする。

今日の反省:やはりアタリを信じて鋭い合わせを心がけないと、針が外される。呑ませて釣るのはオイラの釣りではないことが良く判った。

藤の花がつぼみを膨らませて、静かに咲いている。


2008年05月03日 土曜日記

 

   
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