久しぶりの渓


来週は何処にしましょうかねぇ・・・と相談した渓である。遠いので朝6時の待ち合わせとなったが、I さん曰く、祖谷へ入るのにこんなに遅いのは初めてだと、ややご不満な様子。

土曜日だし先行者は少なくないだろうが、ま、しばらく時間を置けばなんとかなるだろうとのことである。去年の秋には道路工事で通れなかった渓だ。9月末日まで工事をすると担当者は言っていた。

はて、どうなったかな?な〜んと、まだまだ工事が続いているぢゃないか。しばらく林道を走ると、工事関係者以外立ち入り禁止となっていて、なるほど、道路一杯にユンボが道をふさいでいて通れない。

で、その手前に車を停めて、歩きだ。2kmほど歩いてから入渓する。道から降りきったところに良さそうな落ち込みがあったので、その下流へ入った。支度をして、第一投・・・・!餌を追って良型のアマゴが水中で反転した。不意を突かれて、ミス・マッチ!無念の失敗だった。

それにしても、水の中で鋭い泳ぎを見せるアマゴは美しいと思った。

I さん下流でテンカラを振る。しばらくして本日初めてのチビアマゴが掛かる。水量が多く、爺には厄介な遡行だ。

やがて追いついてきたI さんは相変わらず岩から岩へと跳んで行く。爺は水陸両用車よろしく、岩に登ると次は水に入り、次の岩まで船のように進む。ついで岩によじ登るといった具合だから時間が掛かってしまう。岩を跳べば、多分落ちて骨折だろうと思う。

あちこちで、アマゴを釣りながら、上流を目指す。テンカラにはまだ厳しい状況だといいながらも、I さんも10尾を越えるアマゴを釣ったようだった。

 テンカラ振るのに十分な広さ。

 ここでもアタリがあった。

釣り始めて3時間近くたち、昼食にした。I さん愛用のコンロでお茶を入れてくれた。「宇治の深煎り」上等な煎茶だった。コンビニの握り飯がうまい!!

 この左手で掛かった。

ここからしばらく遡上して、左岸を巻いて納竿。次はもっと下流へ行こうとなった。昼過ぎてから気温が上がったせいか、毛鉤に魚がさかんに反応するようになったようだ。

下流へ移った時間が夕刻に迫っていた。さぁ〜そうなるとテンカラの天下だった。オジイもテンカラに切り替えて、必死に竿を振ったが、爺には魚が出なかった。

一方、I さんは20分位の間に、6尾の良型アマゴをあっという間に釣って上がった。こりゃ腕の差としかいいようがないではないか!つぼみのついた枝にアマゴを刺して、ぶら下げて来るテンカラ師は、なかなか絵になるなぁ〜と感嘆していました。


 

 

   
 

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