再納竿!


 

9月29日・・・台風15号というのが来ているのを知らなかった。

どうりで高松には珍しく、朝から大きな雨が降るわけだ。

こんな状態で明日は釣りになるんだろうか。

ご機嫌伺いを兼ねてSさんにメールした。

明日は台風で渓も増水すれば危ないかもしれない

どうしましょうか?」と。

Sさんからの電話が鳴る。

もう、完璧に釣りモードに入って、いくっきゃないです」と。

そうですか。ほんなら行くだけ行ってみて、危なかったら

やめましょう」と銀。

2008年9月30日、今日で本当のおしまい。

納めた竿を再度、引っ張り出しての最終釣行となった。

お互い早朝の出撃は苦手なので、ゆっくりめでと

6時にSさん宅へお迎えに参上した。

吉野川を渡り、コンビニで食料を仕込む。

巨樹王国の先の本流を覗くも、水位は変わらず

濁りも全く無い状態だ。

この辺りは大雨にならなかったのか。

しかし、台風はこれからがヤマだ。支流に入って鉄砲水的な増水に

出合ったら、初めて渓流釣りを経験するSさんと初心者の銀次郎では

どんなことになるだろうか?・・・と不安になってきた。

車中で色々とお話をしてるうちに、

祖谷の支流をと考えていたのだが、いつでも撤退できる場所へ急遽変更。

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ここはキリュウ谷への入り口。

車を停めて、淵を覗き込むSさん。

いそうだが、いなさそうな淵。

釣りに行くには後ろのゲートが真上に跳ね上がる車が良い。

私のは観音開きのドアなので、雨が降ったら逃げ場所がない。

準備するのも、釣り終わって仕舞いをするのも雨の中だ。

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こんな谷へ入った。

雨は小さいが降り止まぬ。

景色は最高に美しく、日本に生まれてよかったなどと

しょうもないことを考えている。

Sさんはと時折眺めると、渓流釣りは初めてと言うだけあって

一箇所で粘っている。

しかし、竿のさばきは遠くから見ても、流石に長年釣りをしてきただけに

実に鮮やかで、魚とのやり取りには熟成したものを持っていると拝察。

最初のアタリはこんなだった。

わちゃ〜という気持ちが十分伝わってくる。

な〜に。これからよ。

今日は爆釣だぁ〜!

釣り姿も、様になってきたぞ。

中央の岩から1尾でた。

この岩の向こうにも居たがハリ掛かりしなかった。

そうこうするうちに、なんだかSさんの叫ぶ声がしたので、振り返ると、

Sさんの竿が弓のようにしなっているではないか?

こりゃ、良い型が掛かったぞ!!

慌ててSさんのところへ駆け戻った。

アマゴが水面に顔を出しては、また水に潜ったりしている。

Sさん、流石にいつも大きな魚を相手にしてるだけあって、

慌てず騒がず、無難に取り込んだ。

なんと!渓流釣り初日にして、22cmのアマゴを

見事釣り上げたではないか!

男はぐっと笑みをこらえるもんだ!

軽々しく、泣いたり、笑ったりするんは男とちゃう!

アップで見ると、まぁ〜美男子よのぅ〜。

アマゴ党がほれるのって、こういう美しさにあるんだよね。

Congraturation!

おめでとう!!

これで2008年の釣りを〆ることができました。

Sさん、ありがとうございました。

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それにしても、渓流の釣りって、なんでこんなに魅力的なのか?

それが、今日読んだ本でなんとなくわかったような気がする。

生命科学の研究者のお話によると、

楽しいこと、感動することに出会うと人間は細胞レベルで遺伝子の働きが

良くなるというのである。

遺伝子の働きが良くなると、当然体調が良くなる。

精神的なものが物理に働いて気持ちが良くなるわけである。

来年も良い釣りができて、酒やタバコの害をふっ飛ばそうではないか。

大抵の釣師は酒は飲むわ、タバコは吸うわで、

はたから顰蹙を買っているかもしれないが、

実は、渓に身を置くことによって、

大変なエネルギーの補給を受けているのかも

しれないのだ。


2008年10月02日 木曜日

 

 

 

 

 

   
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