狙い釣り


とある川の放流情報が入った。テンカラの練習にはもってこいだと言うわけで、I さんと出かけた。

 最初の様子見の場所。桜満開

なかなか放流が始まらんなぁ・・・と寒い中でタバコをふかす。1時間ほどたったら、なんだか川で魚を釣っている少年達がいた。何釣ってるのかな?たぶんハヤなんだろうと噂話。小型の魚が竿先にぶら下がってるのが遠くに見える。そこへ菅笠被ったおじいさんがやってきて、どうも10時半頃に放すらしいで・・・

ほんなら、まだしばらく時間が掛かるな・・・またタバコだ。そこら辺をぶらぶらしながら、川模様などを眺めていた。

と、I さんがもうとっくに放してるらしいぞ!!と叫ぶ。あ、それならさっきから子供達が遊んでるのはマジに釣りをやってたんだわ。

大慌てで川に入ると、さっきのおじいさんが、ちゃっかりと魚釣りをしているぢゃないか?オイラには10時半だなんて言っておいて、自分だけチャッチャと川に入って竿だしてる!!

釣れますか?と銀。いんやぁ釣れんのぉ〜と言いながらも魚を掛けている。まったくぅ〜これだから爺は嫌だって言われるんだよ!!

テンカラではなかなか釣れないとI さんがこぼす。それではというわけで更に上流に向かう。先日妙な道があるなぁと思っていた小道へ入ってみた。ここからの渓相がとても良くて、ワクワクしてくるではないか。

I さんもここは良いですねぇ・・・と感嘆しきり。適当な場所に車を停めて、I さんは下流へ、私は上流へと別れた。

 水仙が自生していて、背景の渓流に映える。

ここから更に上へ行くと、渓相は更に良くなってくる。

しかし、アタリは渋く、なかなかハリに乗らない。喰いが浅い感じがするのであった。少し下流へ戻ってIさんが来るのを待った。そこの淵にはな〜んと、沢山の魚が泳いでいるではないか?

I さん、しきりにテンカラを振る。あっ!魚が反応した・・・・しかし、食わない。まだ、羽虫がハッチしていない。テンカラの時期には早いのかなぁ?

かと言って、餌を食うかと言えばそうでもなく、てんで釣れないのだ。魚から見られている感じがする。雨が降っていて寒いのが問題なのであろうか。

ここは、もう少し暖かい日にまた来て見よう。釣果は特に言うべきものはなし。


   
 

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