ひとそれぞれに楽しみが・・・


たまたま友人と喫茶店で、コーヒーなどという慣れぬものを口にしていたら、友達曰く、

「明日なら、いけるで・・・」と。ドコヘ行くんだろうと、頭が混乱した。

「え、ええ、え?!」と銀

「釣やがな・・・」と友人。

「ほいだら、いこうやぁ〜」と嬉しがる銀。

ほしたら、明日朝7時に迎えに行くわ。さぁ〜、いろいろしたくをせねば・・・ミミズを買いにいくと。それから

彼の仕掛けを作ると。どこへ行こうかなぁ。危なくないところで、ひょっとしたら釣れるかもしれないところ。

で、翌朝、彼の家に到着。実は腰が痛いのや〜。今日はなだらかとこがええわなぁ〜。どっちか言うたら、スケッチ主体で行こうと思うんやとノタマウ。

<はいはい。わかっちょりますですよ。ンなこと言われんでも、おいらはなだらかなところしか知りません。しかしスケッチとはのぅ・・・>

1時間半ほど車を走らせて、ゆる渓へ到着。早速主人公は簡易な椅子と本を入れたカバンなどを片手に、渓へ下って行った。釣支度を済ませて、彼が下って行ったところまで道を進むと、な〜んと、もう読書の態勢で構えているではないか?

本読むなら、何も釣用のベストを着ることもないんだがなぁ。あ、そうか、ここに来る前にチョイと竿だしたんだっけ。それでベストを着てるんだ。

しばらく見てると、早速、飲料水に手を伸ばして、ぐびぐびやってるようだ。

ちょっと望遠してみると、クソ真面目に読書をしているぞ。

脇を通り抜けて、オイラは上流へ向かったが、彼はどうしてるかな?と振り返るとオイラのことなんか気にも掛けずに読書に夢中。

人はそれぞれに川に来て楽しむことができるんだ!という実感が湧いてきたな。もう。

今日の渓は奥深かった。

で、釣果は?

ンなこと、どうでも良いではないか?!え? いつも通りよ。


2008年05月31日 土曜日

   
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