徳島解禁


3月1日徳島県などの河川におけるアマゴ釣りが解禁となった。

銀次郎:「どこ行くの?」

T君:「穴吹川はどうかなと思うんですけど・・・本流は濁流で大変みたいですぅ」

銀次郎:「それぢゃぁ、ここなんかどうかな?」と地図を拡げた。

で、前の晩から出掛けようやと相成った。現地に朝5時にいるとなると、午前NN時には起きないといけない。それなら宵のうちに現地到着したほうが、沢山眠れるからだ。

しかし、なんだかだと用事があるもので、出発は零時20分を回っていた。出発時点から小雨が降り出した2006年2月の晦日であった。渓に到着後リアゲートを開けて、冷たい雨を凌ぎながらささやかな酒盛りをする。午前3時にそれぞれのネグラで就寝・・・・

5時起床。ヘッドランプの下で仕掛けを作って、暗い水に流すがアタリなし。次第に明るさを増す谷を遡上するが、まったく魚信なく、次の渓へ移る。

水は美しく澄み、居そうな雰囲気だ。

温度計を忘れてきたが水はまだ冷たい。

渓を詰めるがなかなかアタリがなく、解禁日はボウズか?とアキラメに似た心境になる。ここの川は放流なんかしてないみたいだ。朝早くアプローチしたので、先行者の足跡は全くないが、アタリも無く腕も無き釣り人にとっては厳しい釣行となった。

ところが、小さな落ち込みで突然1尾掛かった。大きさは18cm程度だが、綺麗なアマゴだ。しばらく遡上すると堰堤が現れた。そこでさらに5尾掛けたが、2尾はリリースサイズ。

放流モノのようにウロコがはがれてたり、尾びれが擦り切れたようなアマゴは居ないのが嬉しい。数は少なくても、本物にだけ許された輝きがある。

堰堤脇は上れず、少し下流にくだって、斜面を林道へ這い上がる。昼食後、別の渓へ移動。

ここは、川幅も狭く、水量もやや少なかったがとても美しい渓だ。

T君も、ここで5尾掛ける。遠くて判りにくいが笑みがこぼれている。足が痙攣し始めた銀次郎は道路脇から竿を出して2尾掛けた。

ヒレの綺麗な谷に棲みついたアマゴだ。

泡の切れた辺りでぶどう虫を喰った。

山道にはフキノトウが散見されたので、5つほど頂いてくる。これで、フキ味噌を作って焼くと一杯やれるから嬉しい。

F谷奥氷雨

反省点:短気は損気・・・枝に仕掛け取られてカンシャクを起こして引きちぎったら、竿先が折れた! 面倒でも、短い仕掛けを作り直して、チョウチン風に釣ることが大事だ。

びしょぬれは良いが、袖から入る水で腕が肘まで冷たい。この対策が必要だ。

さあ、次はいつどこの川へ行こう?                 Thursday, 2006-03-02


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