カニの打ち出しライターケース(1) April 12/2004
ライターケース第2弾となりました。今回のは渡り蟹の打ち出しを身にまとっています。例によって1,300円也のジッポ製オイルライター・ユニットを買ってきて、これを収めるケースを作ろうというもの。
全体の構成は、0.8mm厚のシルバー950の銀板から、まず枠となる部分をL字型に切り出して、それらによって長方形のフレームを作ります。
ライター本体が収まる下側のケースと、火が出る部分を覆う上側のケースに分けて作っていきます。<拡大画像>
魚屋さんで買ってきた渡り蟹の絵を描いて、それを元にして、同じく0.8mm銀板をヤニ台に貼り付けて、鏨で打ち出しをします。これが結構時間がかかってしまいました。蟹のサイズが小さいので鏨の小さなのを探したり、作ったりした時間も入っているからです。
まあ、まあの蟹となりました。あまり細部の描写をしていくと、説明的なものになってしまうので、それを避けるためにも、どこかで割り切らなければなりません。<拡大画像>
蟹の打ち出しを貼り付けたサイドと逆の面には、蟹のアブクを抽象化した模様をアクセントにしています。
中央の茶色は銅、そのすぐ右側の黒いのは赤銅の切ばめ象嵌。これらの上下にあるものは銀板からの切り出しものを貼り付けただけです。<拡大画像>
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