ライター再び、三度
アマゴをテーマにしたライターを作ろうと思い立ってから、何ヶ月もたってしまった。プロジェクトが始まったのは、遥か昔のことで、まだ寒い時期だったのではないだろうか・・・前2回のライターつくりとは異なって、ケースやヒンジなどもワックスで作って、偏りの無いものにしたかった。薄いシートワックスを使って筐体部分を作り出した。ところが気温が低いところで作業をするとワックスの板はいとも容易に割れてしまう。Ginjiroの部屋は2度〜36.5度までの幅を持つものだから、ワックスが割れない気温まで待たねばならなかった。ケースが完成したのは、9月も終わりに近かった。ケースとは別に化粧板であるアマゴのテーマ図の打ち出しは5月頃からやっていた。こっちは暑さに弱い仕事である。真夏の高松のわが部屋でエアコンいれずにガスバーナーでヤニ台を暖めて、打ち出しをするのは地獄の沙汰。で、こっちも遅々として進まなかった。涼しくなって両者が合体したというわけ。

純銀板からの打ち出し。水中の渓魚と水面。

そこに浮く毛鉤のつもり。

水中から見た水面はもっと複雑なんですけど、ま、単純化ということでご勘弁願います。

毛鉤に金消し処理をしたら、なんだかわかんなくなっちゃった!

 

 

 

 

 

 

 

左は蝶番部分。右はブランド名?

全貌はこんな感じです。高さ58mm/幅37mm/厚さ14mmといったところです。ちょいボケの方がなんだか、芸術的な気がするから、参るぢゃないか。

 

   
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