痛風 昨日、一昨日と続けて川へ行く。 珍しく、高松でも恵みの雨が続いて、あの暴力的な猛暑から開放されてのことである。 最近は朝起きてから、さて今日はどうしようか・・・ と考えるものだから、入渓も遅く圧倒的に不利なことは判っていても、あまり焦らない。 誰かさんの後からでもいいや、という釣師としては最悪の心理状態である。 一昨日は穴吹川の支流に入った。 <水中カメラのボケボケ焦点> 渓相はなかなかであるが、出てくるのはチビばかり。 とても魚篭に収める気にならない。 しかし、綺麗な渓に一人佇む気分は最高に高揚感があるものだ。 ここでの釣はすぐやめて、別の場所に移る手前で、両足の間に竹が挟まって、見事な転倒!! 目の前に迫る岩。やったぁ〜!という事故直前の何ともいえぬアキラメに似た絶望的な気分。 両手、両膝で岩を受け止めて、最低限の打撲で、事なきを得た。 痛さは相当であるが、ウェーダーを履いていたために、両膝はアザが出来た程度。 しばらく、川の中に入って膝を冷やした。 右手の竿も折れず、左手の人差し指の爪の下の皮が飛んだ程度で済んだ。やれやれぢゃ。 この場所からしばらく釣り上がるが、大きくて15cmくらいのしか、掛からない。 魚篭も忘れてきて、ビニール袋を腰に挟んで普段より身軽く、釣れないのが気楽だという妙な釣だ。 午後4時には納竿とした。 <ここの渓も水が綺麗だ> 兎に角、そこそこのアマゴは釣られ切っていたか、自分の腕以上スレているのだ。 今日も事故なく、無事に帰れそうだと思うと、途端に膝の痛みを感じるから不思議だ。 <車を止めた広場に咲く山百合。山は小雨でけぶっていた> <釣果に恵まれなかったので、特別出演の銀次郎。ポチに映り込んだのをお見せする> この辺まではいつものことなので、良いとしよう。 夕べから痛風に襲われた。ガウトというヤツだ。 寝る前になんだか、左足の親指付け根に懐かしい違和感があった。 慌てて冷蔵庫の水をがぶ飲みして寝た。 夜中に明確な”アタリ”ならぬ痛みが来た!!ひさしぶりよのぅ! こないだから尿酸値が9.9を示していたのでいつか来るであろうと想像していたやつだ。 夕べは珍しくビールを飲まなかったのがいけなかった(笑)。 ビールはプリン体が多いから痛風には悪い。 しかし、この夏の暑さから身を守るにはビールしかない。 で、定期的に飲んでいたものだから、ビールが入って当たり前というか、定常状態だったのだ。 入らないと体が異常を感じて反応を示したに違いない。 人間の体なんて、そんな具合に出来てるようだ。 痛風はプリン体に良く反応する。 お前は贅沢病ぢゃ!などと言う友達がいるが、そうではないのである。 そりゃ、白子だとかウニだとか、プリン体の多いタンパク質はある。 でも、タラの芽にも書いた通り、木の芽など細胞がギッシリと詰まった植物も大いに痛風の敵なのである。 最近の医学では、痛風などというものは大してビクビクする病ではないとするのが定説らしい。 昔は痛風をほっとくと糖尿病になって手足を切ったり、眼が見えなくなるから怖い病気だとされてきた。 今では、ンなもん、ほっときゃ良い。 ひどいときは痛み止めを飲んでおくのが良かろうと言われている。 でも、痛風は痛い!車の運転なんか特に左足の場合、クラッチが切れないから困る。 親指が利かないから歩くのにも困る。 痛いからかばって歩いているうちに腰に来る。 腰に来れば次は膝に来るという按配で、壊れたピノキオの一丁あがり!!ってことになる。 これで、どうやら、今年の釣収めになるのかなと覚悟する。 あと20日あまりの2006年渓流シーズンだ。 Thursday, 2006-09-07
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