-〆鯖-
寒に入ると、魚が旨くなってくると言うのは本当だろうか?なるほど、寒ブリ、寒ハヤ、寒スズメ(あ”、これはサカナではなかったか)などと食い意地の張った連中の視線はナミナミならぬものがある。 まな板に乗せてしばらく、鯖と向き合ってみた。見るほどに見事な鯖である。 〆る時間は、荒塩をして30分、その後酢に30分も潜らせれば冬でも十分だ。なんせ、セキの鯖で極上だからねぇ。酢に漬けてから慌てて風呂に入る。なんし、寒いのだ。体の芯から温めねばいかん。風呂に浸かっていながら、さてどんな徳利と盃でやるか!を考えている自分がなんだか恥ずかしい。食うことと飲むことしか、頭を占めなくなったらオワリぢゃ。 真ん中から奥が〆てない鯖の片身。手前は〆た鯖。デジカメでは判りませんがそうなんです。 日本から遠く離れている方々には特に悔しがって戴きたいと思い、これからも懐かしい日本の食材を紹介したいと考えている。
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