-セロニアス- 確かに今夜は酔っていることを否定しない。最近、Jazzがまたぞろ流行しているとか。それが一体何なんだ!Jazzもいろいろ。 それはそれで良いとしよう。 でも、Jazzが良いと言うなら、一度は聴いて貰いたいと思うのがセロニアス・モンクの音楽だ。多分、ホントに多分ですよ、初めてJazzが好きになって、セロニアスを聴くと、嫌になってしまう人がほとんどではないだろうか? 彼がJazz好きだから、彼女がJazzが好きだから、セロニアス・モンクが好きになったと言う方もいるだろう。でも、そうではなくて山ほどJazzを聴いた挙句、たどり着いたのがセロニアスの音楽だと言う人は偉い! そういう僕も、昔はセロニアス・モンクがRound about Midnightを作曲したから、Blue Monkの作曲家だからと言われてもあんまり好きになれないプレイヤーであったことは正直認めます。 それが、年を取って、いろんなツライ生き方をしてきた結果、セロニアスの音楽に本当にのめり込んでしまうというのは何故だろうか?一つには、彼の音楽が持つ本質的な面に惹かれるということではないだろうか・・・ Jazzって、色々いわれるけど、自由なアドリブの展開、自由な音楽選択の生き方、自分に忠実に生きるという純粋さ。音楽を通して何物にも束縛されない自由主義・個人主義の表象。感情をフォーマリズムで抑え込まない発露。そんなものがなくてはいけないと思うんですね。 どんなに、自由そうにやっていても彼がライブでやるアドリブがすで録音されているレコードやCDと同じだったとしたら!それは・・・ もはやJazzとは呼べない商業主義に冒された音楽的行為としか呼べない。 そういうプレーヤーが大御所だなんて!? セロニアス・モンクはJazz界のモツアルトだと、僕は信じています。 一度で良い。モンクの音楽は聴いてみて欲しい。今晩はそんな気分でHPをアップデートしています。もちろん、バックで鳴っているのはモンクのJazzです。
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