川婚式を巡る旅


こういうものがあるのだ!牧師や神主がうだうだ言うのではなくて、新生活を始める二人を祝福する人たちの前で誓いの言葉を述べて、参加者に証人になってもらうという、結婚式のあり方である。人前結婚式と言う。

初めてではあったが、スッキリしていて、胡散臭さがない。人前結婚式が、どうして川婚式になったか?それは、お二人がこよなく愛するフィールドが川であるということに尽きるからだ。

場所は岐阜県。益田川(ましたかわと呼ぶ)と馬瀬川の合流点にあたる町が飛騨金山である。川が合流すると三角州が出来る。ここが結婚式場と相成った。川原には緋毛氈が敷かれて、青い川と緑の野山ときっぱりしたコントラストだ。

前日から、家を出た。例によって鳴門大橋を渡って本州入り。ここの通行料が掛かるのは四国に住むものにとっては、なんとも不公平な話だ。国道を有料化する発想はどうにも納得しがたい。船で渡れば良いではないかという意見があるが、それだってタダではない。本州人の無責任な考えである。

ま、それはそれとして、一宮ジャンクションまで工事渋滞の名神高速。そこから東海北陸自動車道で美濃関JTまで辿り、さらに東海環状自動車道で富加関ICを出た。ここからは国道かな?ルート58号線で金山へ向かうが、津保川という里川沿いに走る道の気持ちの良いことったら・・・昨日からの雨で沿道の村はしっとりと緑に包まれて、広葉樹で覆われた川には、綺麗なヤマメが棲んでいるような気がしてならない。適度なワインディングを歌など歌いながら走りたい気分だ。

明日の結婚式に備えて、福寿美という金山町の宿屋でお世話になった。風情のあるびっくりするような旅籠だ。

翌朝、カメラを持って散歩した。 朝の馬瀬川である。この左手の川原で式がとりおこなわれた。

 

手前の橋の突き当たりにお社があった。子守地蔵とある。

この左手を何気なく見たら、美しい小道が川沿いに伸びていた。

さあ、これから結婚式だぞ!!他人のオイラも気合が入った。

 

   
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